下記のシナリオを読んで、3つのディスカッションに参加してください。
動画で学修した内容を参考にして、各ディスカッションでは、「あなたが考える」最良の選択肢を一つ選んでください。最良の選択肢は必ずしも一つとは限りません。選択肢を選んだ後に解説が表示されます。
3つのディスカッションに参加すると、最後に採点結果が表示され、設定基準を超えていれば、モジュールを修了することができます。
Case.11
利益相反が生じている可能性が大きい事例
事例
疾患Aは再発の多い疾患であるが、これまでの臨床経験から薬剤Xが投与されている疾患Aの患者では再発が少ない印象があった。そこで多施設後ろ向きコホート研究を計画し、薬剤Xの疾患Aに対する再発予防効果を検討することにした。
研究参加施設から疾患Aの症例を集めたところ、薬剤Xの効果について、他の病院ではリスク比が0.8であったが、S病院ではリスク比が0.2と、他の病院よりも効果が高いことが明らかになった。S病院は患者の登録数が最多であったが、登録患者のうち、薬剤Xの投与を受けていた患者の割合が他の病院よりも高く、またS病院の施設長は疾患Aにおける権威として、薬剤Xに関連する講演会が多いことも分かった。
事例概要 | |
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仮説 | 薬剤Xは疾患Aの再発予防効果がある |
研究デザイン | 多施設後ろ向きコホート研究 |
対象 | 適格基準:対象施設に入院した疾患A患者 |
評価項目(アウトカム) | 疾患Aの再発 |