下記のシナリオを読んで、3つのディスカッションに参加してください。
動画で学修した内容を参考にして、各ディスカッションでは、「あなたが考える」最良の選択肢を一つ選んでください。最良の選択肢は必ずしも一つとは限りません。選択肢を選んだ後に解説が表示されます。
3つのディスカッションに参加すると、最後に採点結果が表示され、設定基準を超えていれば、モジュールを修了することができます。
Case.3
新規の検査を既存マーカーと比較した例
事例
X病院消化器内科の医師Aは、健康診断において、線虫検査が大腸癌の早期発見に役立つかを評価したいと考え、前向きコホート研究を行った。線虫検査とは、被験者の尿に含まれる「癌特有の匂い」を線虫により検出することで癌の早期発見が可能とされる検査である。
X病院に入院した早期大腸癌患者20人と、対照集団として大腸癌の既往のない病院職員20人を対象に、本人の同意を得て線虫検査と腫瘍マーカーであるCEA検査を実施した。線虫検査の感度は90%、特異度は75%であり、CEA検査の感度は70%、特異度は75%だった。医師Aは、CEA検査よりも線虫検査の感度が高いため、線虫検査は癌の早期発見に役立つと結論付けた。
事例概要 | |
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仮説 | 線虫検査は癌の早期発見に有用である |
研究デザイン | 単施設前向きコホート研究 |
対象 | 患者集団:入院した大腸癌患者 |
対照集団:病院職員 | |
評価項目(アウトカム) | 線虫検査の感度・特異度 |