下記のシナリオを読んで、3つのディスカッションに参加してください。
動画で学修した内容を参考にして、各ディスカッションでは、「あなたが考える」最良の選択肢を一つ選んでください。最良の選択肢は必ずしも一つとは限りません。選択肢を選んだ後に解説が表示されます。
3つのディスカッションに参加すると、最後に採点結果が表示され、設定基準を超えていれば、モジュールを修了することができます。

Case.2

多くの登録症例数を集めるために、主要アウトカムをソフトアウトカムに設定した例

事例

総合病院小児科勤務の医師Aは、最近発売された軟膏Xが、小児アトピー性皮膚炎に対して、従来の軟膏Yよりも有効かどうか検討したいと考え、市内複数の病院・開業医と多施設前向きコホート研究を行うこととした。アトピー性皮膚炎の重症度評価には一般にEASI scoreという皮膚所見スコアを用いるが、評価方法が煩雑で登録症例数が伸び悩むことを懸念し、主要アウトカムを、軟膏の処方量にしようと思いついた。医師Aは、重症度と軟膏使用量が関連すると考えた。
新規に軟膏XまたはYを処方された患者について、それぞれの患者群の軟膏処方量を比較し、3か月後の処方の減少量がより大きい方が有効な軟膏であると判断できると考え、研究を開始した。

 

事例概要
仮説アトピー性皮膚炎に対して軟膏Xは軟膏Yよりも有効である
研究デザイン多施設前向きコホート研究
対象適格基準:アトピー性皮膚炎の診断で、新規に軟膏Xまたは軟膏Yを処方された患者
評価項目(アウトカム)3か月後の処方減少量

<ディスカッション 1>

このような研究デザインにおいて、どのような問題が考えられるでしょうか?

 
 
 
 

<ディスカッション 2>

このような状況に対し、どのような対応が考えられるでしょうか?

 
 
 
 

<ディスカッション 3>

今後このような状況を予防するためには、どのような対策が必要でしょうか?

 
 
 
 
 

Question 1 of 3